少しだけの弱音とお願いと記事掲載

こんばんは!

今日はしっかり雨降りですね。

梅雨はまだ明けないのでしょうか…

さて、以前からずっと考えてきたことなのですが、少しだけ弱音と飼い主さん皆様にお願いと思い、このブログの記事にさせていただきました。

現在も当院をかかりつけにしてくださっている飼い主さんたちは、緊急時などの診療時間外の診察も承らせていただいています。

その際は、病院の固定電話にお電話をいただくと、私たちの携帯電話へと転送されるようになっています。

何をもってかかりつけとするの?というお声もいただき、一回受診をしていればよいのか、何年か前にかかっていればかかりつけなのではないのかなど様々な議論があるかと思いますが、私たちの中では、定期的に予防や体重管理などの健康チェックに来てくださり、持病や健康状態を一緒に管理させていただいている動物たち、という認識です。

ご理解いただけたら幸いです。

また、個人的なやり取りのためにLINEなどのアカウントを交換させてほしいというお声もいただきますが、申し訳ありませんがお断りさせていただいています。

また、現在すでにお知り合いなどでアカウントを交換させていただいている飼い主さんたちもいらっしゃると思いますが、基本的なやり取りは電話または診療時間内でのLINE(どうしてもお産のことや電話ができないなどで使わないといけないケースもあると思いますので、その場合は時間を限定させていただけたらと思います。)に限定させていただけたら嬉しいです。

なぜ電話でのやり取りにこだわるかというと、私たち獣医の言葉には診療や状況の判断などに関してすべての責任があると考えており、ラインやメールなどでやり取りをする際に、誤解のないよう、言葉を選びながらお話をさせていただいています。

絶対に誤解や理解のズレなどがお互いにないようにしないといけないと思っているため、診察室やお電話では飼い主さんたちの反応や私たちのする話への回答などをしっかりと受け止め、皆さんの考えていることなどを推測しながら、ズレが無いようにゆっくりとお話させていただくケースが多いです。

足りないと感じる場合、こちらからも質問をさせていただいたり、不安に思っていることやどうしたいかということを推測しながらお話をすすめますが、このことは顔を合わせたりお電話で声を聞いたりするからこそスムーズにできることであって、文字になってしまうと、真意が伝わらなかったり、誤解が生じてしまったり、悪循環になってしまうこともあり、私たちも会話以上に労力が必要となります。

また、LINEやメールは気軽に送信ができてしまうツールですが、電話の場合、かける前に本当に今相談して受診が必要かどうかを一度冷静に考えられるツールなのではないかなというのも、コミュニケーションツールとして電話を選ばせていただく理由の一つです。

診療が終わると私たちも家庭では何よりもいち飼い主であり、いち母であり、いち父です。

そこから獣医師モードに再度切り替え、終わりの見えない文字でのやり取りをすることは、どうしても負担になってしまうことが多く…

もう少し器用に獣医師モードとオフモードが切り替えられたら良いのですが、不器用なもので、完全に私の力量不足かなと思います。

申し訳ありません。

私の原動力は愛犬であり、子供たちであり、わずかな時間でもオフで自分の好きなことをしたり体を休めたりでもあったりするので、ご理解いただけたら幸いです。

特に子供たちももちろんですが、我が家の最高齢の愛犬のクーペは長年ずっと一緒にいるかけがえのないパートナーです(獣医師になって初めてマイクロチップの注射を打たせていただいたのも子犬だったクーペだったし、当時は未熟だったので少し失敗をして痛い経験もさせてしまいました💦申し訳なさしかないですが…)。

そんな彼も今年の6月で15歳になりました。

まだまだずっと一緒にいたい気持ちはたくさんですが、きっと見えてきているであろう終わりの日まで、少しでも一緒に過ごせる時間を大切にしなければなと最近実感することが多いのも、今回このブログを書かせていただいた理由の一つです。

飼い主さんに寄り添える獣医師であることが私の目標であり普段から心がけていることですが、その前に私がきちんと愛犬たちを愛して向き合えている獣医師でないと、寄り添うことは出来ないのではないかなと思い、このブログを書かせていただきました。

不器用で面倒くさい性格なため、長々とお恥ずかしい弱音とお願いを申し訳ありません。

厳しいお断りをすることもありますが、このような理由からのため、ご理解いただけたら嬉しいです。

とはいえ、かかりつけにしてくださっているわんちゃんや猫ちゃんたちのお力になりたい強い気持ちはあります。

普段から見させていただいているわんちゃんや猫ちゃんたちは診療時間外もご遠慮なくお電話ください!

最後に記事掲載のお知らせです。

わんちゃんホンポさんにて

【獣医が解説】災害時に愛犬のために準備しておきたいモノやコト

という記事を執筆させていただきました。

災害に遭うことがないことが理想ですが、いつ訪れるかわかりません。

いざという時に少しでも備えがあると安心です。

よろしければ読んでみていただけたらと思います。

今日も一日お疲れさまでした!!